コスモス×アネモネ −cosmos & anemone tattoo−

コスモス×アネモネ −cosmos & anemone tattoo−

 

鎖骨あたりにコスモスとアネモネを組み合わせた

デザインをファインラインで仕上げました

 

コスモスの花言葉は

「乙女の真心」「調和」「謙虚」「乙女の純潔」「美麗」

などが挙げられます。

 

「乙女の真心」はコスモスは細く伸ばした茎の先に可憐な花を咲かせ、

糸のようにとっても細い華奢な葉っぱであり

加えて花の色がピンクや白、赤などであることから

その姿が繊細な乙女のように見えることから由来していると言われています。

 

「謙虚」は薔薇やダリアなどと比較すると、

そこまでの華やかさはないものの可憐に咲くそんなお花です。

その可憐で慎ましい姿から由来しています。

 

「調和」はコスモスはギリシャ語の「kosmos」が語源で、

その意味は「美しい」「宇宙」「調和」などがあります。

野原でコスモスがたくさん咲き、宇宙の星のように煌めいている姿から由来しています。

 

そして、コスモスはカラー毎に意味が異なり、

中には由来する伝説のお話が切ないものもあるので

ご紹介します:)

 

赤・・・「愛情」

白・・・「少女の純潔、優美、美麗」

ピンク・・・「少女の純潔」

ビタミンカラー・・・「野生美・自然な美しさ・幼い恋心」

黒・・・「恋の終わり、恋の思い出、移り変わらぬ気持ち」

などが挙げられます。

この中にもある、白とピンクの意味にある

「少女の純潔」というのは「切ない少女の伝説」が由来していると言われています。

 

どんな伝説かというと、

とある昔、ヨーロッパの小高い丘に建つ小屋に、少女と父親の2人で暮らしていました。

病気しがちな父親の看病を献身的にするような少女でした。

そして、丘のそばには森があり、ヨッシー二という木こりの青年が暮らしていました。

そのヨッシーニと少女はたまに野原に座り、空を見上げて語り合っていました。

少女の父親が亡くなると、それをいいことにガストンという猟師が

少女にプロポーズしに来ました。

傲慢なガストンは自分のプロポーズを断る女性などいないと思いこんでいました。

すると、少女はガストンから逃れるために、森にいるヨッシーニの元へと

助けを求めて向かいます。

手を取り合い、2人で逃げようとするものの、

ガストンが目の前で立ちはだかりました。

しかし、身構えた少女はピンクのコスモスに姿を変え、

ヨッシーニもまた少女を守るように白いコスモスの姿に変えました。

丘にはガストンが独り取り残され、2人はコスモスに姿を変えたことで

少女の純潔を守り抜いたのです。

 

という内容が由来していると言われています。

とても切ないお話ですよね。

 

そして、もう一つのお花のアネモネの花言葉は、

「儚い恋」「恋の苦しみ」

などが挙げられます。

 

アネモネは色によってまた花言葉が異なります。

赤・・・「君を愛す」

ピンク・・・「希望」「待ち望む」

白・・・「希望」「期待」「真実」

紫・・・「あなたを信じて待つ」

青・・・「固い誓い」

オレンジ、黄・・・特に花言葉がないため「儚い恋」になるそうです

 

又、アネモネはギリシャ神話に出てくるお花なのですが、

そのエピソードが由来となって「儚い恋」になっています。

 

2つエピソードがあり、そのうちのひとつ目が、

ゼフィロス(風の神様)のお話です。

 

ギリシャには、東西南北の風をそれぞれ司る神様がいました。

ゼフィロスの妻はそのうちの花と春の女神クロリスでした。

ゼフィロスが吹かせた春風を受けて、クロリスの神殿の妖精たちが

準備をした花が次々に咲くことで世界には春がもたらされます。

ゼフィロスは、妖精の1人である“アネモネ“に密かに恋をしていました。

クロリスは、アネモネの準備する花だけ予定より早く咲くことに気付き、

夫の浮気心を悟りました。

すると、それに嫉妬した女神はアネモネを神殿から追い出します。

追い出されたアネモネは、花の妖精の力を失い、生きる希望すら失い、

毎日泣き暮れていました。

そんなアネモネをゼフィロスは哀れに思うものの、

妻の手前上、神殿に連れ帰ることはできずにいました。

結局、萎えて変わり果ててしまったアネモネの姿を、お花に変えてあげたのでした。

 

あともう一つのお話が、

アフロディーテ(ローマ神話だとヴィーナス)のお話です。

 

ある日、息子のキューピットと遊んでいたアフロディーテは、

息子が間違えて放った矢が当たってしまいました。

キューピットの矢は「当たると最初に見た人間に恋に落ちてしまう」という愛の矢なので、

アフロディーテは、最初に見た人間“美少年アドニス“に恋に落ちてしまいます。

 

アフロディーテの配偶神である闘いの神アレス(マルス)は、

アフロディーテが心変わりしたと思い、

嫉妬のあまり自らをイノシシに変え、狩りに来たアドニスを襲い、殺してしまいます。

そんなアドニスが流した血からアネモネは咲いたと言われ、

且つ、彼の遺体を見てアフロディーテが流した涙から咲いたとも言われています。

 

どちらも、切ないお話です:(

 

またアネモネの名前の由来が、

ギリシャ語の「風(anemos)」から来ています。

春の暖かな風が吹き始める頃に咲く花ということで、

イギリスでは別名「Wind flower」と呼ばれています。

 

そして、秋に実がなったタネは、風に乗って運ばれる、

風に身を委ねて生きる事で繁殖してきました。

この純真な姿から、フランスでは

「清浄無垢」「無邪気」「辛抱」

と花言葉が付けられました。

(辛抱は優しい春の風を、辛抱して待つという意味です)

 

又、他にも

「期待」「希望」「待望」「あなたを信じて待つ」

などと言われ、これらも春風をじっと待っている姿から生まれた花言葉です。

 

いかがでしたか?

どっちも控えめに小さく可憐に可愛らしく咲く花なので

花言葉も意味合いが控えめなものが多く、

加えてどちらも切ないお話が登場してきました:)

そのお話とタトゥーのデザインの繊細なタッチが合ってるなぁと思います:)

 

そのものの意味合いなどに合わせるのも

素敵だと思います:)

是非、参考にしてみて下さいね:)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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